公益財団法人宮崎県立芸術劇場の自主制作公演シリーズです


by jiku-no-tabi
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「女の平和」でキネシアスや役人の役を熱演した長崎・F's Companyの川内清通さん。

長崎ブリックホール10周年記念公演の演出補佐として奮闘中です。

65名もの長崎市民が、役者として参加する公演なんだそうです。

公式ホームページには役者さんたちの写真も載っていて、小学生から人生のベテラン世代まで幅広く参加してつくるお芝居のようです。なんだか、おもしろそうですね。


◆the Passion of Nagasaki
 公演日     3月14日(土)、15日(日)
 会 場     長崎ブリックホール
 チケット料金 全席自由2,500円 大学生以下1,000円
 ※公演の詳細は公式ホームページなどでご確認ください 
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by jiku-no-tabi | 2009-02-27 10:57 | #1 女の平和 出演者

劇評3


2月27日付宮崎日日新聞文化面に劇評が掲載されました。
厳しいお言葉、次への大きな課題として受け止め、今後の励みにしたいと思います。
(以下、宮崎日日新聞記事から抜粋)


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演劇でも映画でも、他人が表現したものに感動を覚えるのは、そこに自分の人生とクロスする何かを感じ取り、感情移入して共感したり反発したりするからだろう。
それはほとんど無意識のうちに行われることで、なぜ面白かったのか、あるいはなぜ面白くなかったのかは、しょせん後付けの理屈にすぎない。

九州各県から集まった華麗で達者な役者たち。
簡潔で美しい舞台装置。
練り込まれたせりふ。
テーマも切実で、それでも面白くなかった場合、それをどう理屈付けすればいいのだろう。

「女の平和」(作=アリストパネス、構成・演出=永山智行、7日、メディキット県民文化センター)を観てから、私はずっと考え続けている。
「一緒にあはははと笑いましょう。」と劇場用パンフレットには書いてある。
だが、私はただの一度も笑えなかった。
唯一心が波立ったのは、木内里美の変幻自在な演技を観たときだけだった。
客席からも大声で笑う声は聞こえなかった。
いや他人のことではない。
私が笑えなかったのはなぜだろう。
永山は本気で客が「あははは」と笑うと思ったのか。
だとすれば、永山にとって笑いとはなんだろう。

原作は有名な紀元前のギリシャ喜劇である。
県立芸術劇場が開館15周年を記念し、県内外に発信していくシリーズ企画「演劇・時空の旅」の第1作。
戦争に明け暮れる男たちに対して、戦争をやめさせるために女たちがセックス・ストライキを起こす。
その効果は絶大なのだが、当の女たちにも予想もしなかった葛藤(かっとう)が襲い掛かる。
そして、象徴的に描かれる男と女の和解。
誕生する小さな生命。
ラストシーンでは、背景の黒い幕が開いて青空にたなびく子供たちの洗濯物が現れる。
美しいシーンではあったが、観念的すぎて、もはや心に響かなかった。

永山は今や宮崎にとどまらず、九州を代表する演劇人の一人である。
その誠実な人柄も覚悟も才能も多くの人が認めるところである。
だからこそ、敢えて私は問いたい。
永山よ、どこへ行く。
(福島高校・段正一郎)
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by jiku-no-tabi | 2009-02-27 10:45 | #1 女の平和 広報

劇評2


2月22日付け読売新聞に劇評が掲載されました。
2月7日の宮崎公演を見に来ていただいた記者の臼山さんが書かれたものです。
(以下、読売新聞28面から抜粋)
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舞台後方の幕が突然落ちて、すがすがしい陽光のような照明に変わった。
背後の壁一面に洗濯物が干されており、出演者たちは穏やかな表情で空を見上げる。

幸せな家庭を連想させるこの最後のシーンに、主題は凝縮されていた。
夫婦や家族の基盤である愛こそが平和を導く、という。

古代ギリシャの劇作家アリストファネスの喜劇が原作。
男たちに戦争をやめさせるため女たちがセックスストライキをする。
筋は原作通りだが、役人が現代のスーツ姿だったり、アフリカやアジア風の音楽が流れたり、古今東西の要素がごった煮のようになって、多国籍で時代をあまり意識させない芝居だった。
舞台にすんなり入り込めたのは、そのせいもあったろう。


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戦争体験を経たギリシャの観客がこの戯曲から受けたはずの面白さや意味深さに、今私たちはどう出会えるのか、時代を超えるための工夫や努力が確かにうかがえたのだ。
ただ、この作品を自然に受け止められたとすれば、おそらく、愛と戦争という人類普遍のテーマを描こうとする演出が貫かれていたからに違いない。

気になったのは、プラトンの著書「饗宴」にあるアリストファネスの演説を引く場面。
引かれ合う者同士が結ばれることによって人間性が完成するという趣旨のセリフを役者が時間をかけて語るときの理屈っぽさが際立って感じられたからだ。
喜劇に徹しても、主題は伝わったのではないか。

九州で活躍する役者9人が出演。
コロス(群衆の役割を担い、ストーリーなどを語る合唱隊)役で、声音を変えて複数の女を巧みに表現した木内里美の演技には引き込まれた。
演出は永山智行。
(臼山誠)
―6~8日、宮崎市・メディキット県民文化センター
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by jiku-no-tabi | 2009-02-26 10:27 | #1 女の平和 広報

キャスト情報です

「女の平和」が終わっても、
キャストのみなさん、そしてわれらが永山智行キャプテンは、それぞれの演劇活動に大忙しの毎日になっているようです。

長崎の川内清通さんは市民参加型舞台の稽古に。
同じく長崎の松本恵さんは、ブログによれば衣装作りで毎日睡眠時間2~3時間だそうです。

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そして宮崎では、劇団こふく劇場の上元千春さん&濱砂崇浩さんが、次の舞台に向けて猛稽古(?)とのウワサ。

昨年好評だった『小林三姉妹~幸せのパン種」公演が門川町で開催されるのです!

「女の平和」で衣裳を担当していた仮屋美千子さんも出演します。

演出はもちろん、永山キャプテン!
劇団こふく劇場のHPでは、このお芝居のテーマソング「タロのパンの唄」が視聴できますよ☆

「タロのパン」Tシャツをおそろいで持っているスタッフT&Oも、なんだかうきうきしてしまいます。


◆小林三姉妹~幸せのパン種
 2009年3月6日(金) 19:30~
 門川町総合文化会館
 一般1,800円(当日2,000円)、小中高校生1,000円(当日1,200円
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by jiku-no-tabi | 2009-02-25 14:21 | #1 女の平和 出演者

窓を開けて九州

上元千春さんが出演するテレビ番組「窓を開けて九州」が22日(日)10時から放送されます。

タイトルは「私、声でつながっている。」です。
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「女の平和」の稽古も、MRTテレビ宮崎の記者さんが追いかけ取材をされていました。

そして劇中、上元さんが歌声を披露していたのも記憶に新しいですね!

放送は九州6局
MRT宮崎放送、NBC長崎放送、OBS大分放送、RKK熊本放送、MBC南日本放送、rkb毎日放送で見ることができます。

ぜひぜひご覧ください!


上元千春さんのブログも要チェック~
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by jiku-no-tabi | 2009-02-20 09:00 | #1 女の平和 出演者

劇評

2月14日付けの朝日新聞に、「女の平和」の劇評が掲載されました。
7日に福岡から観劇に駆けつけてくださった記者の佐々木さん、どうもありがとうございました。
(以下、朝日新聞記事を抜粋)



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宮崎県立芸術劇場が自主制作する「演劇・時空の旅」シリーズ第1作は、「平和」に真正面から取り組んだ。
紀元前5世紀に上演されたとされるアリストパネスのギリシャ喜劇を題材にした「B.C411ギリシア『女の平和』」(永山智行構成・演出、7日、宮崎市・メディキット県民文化センター)だ。



戦に明け暮れるアテナイとスパルタの男たちに抗し、女たちが平和を求めて立ち上がる物語だ。
セックスを拒絶する戦術で、男を説き伏せる。
男の窮状ぶり、女たちの中にも生まれる戸惑いぶりは、下品さすれすれのセリフと相まって、俳優陣の懸命な演技で観客の笑いを誘った。
中でも、木内里美は、老婆から貴婦人までを面白おかしく演じ分け、力量を見せた。
天井から垂れ下がり、床を川のように覆う幾筋もの白いロープは、悠久の時間を意識させる。


だが、永山の狙いは、「戦争なんてそんなもの」と笑い飛ばすところにはない。


リュシストラテ(内山ナオミ)が、高らかに平和を宣言した途端、砲弾の音が響き始め、舞台が赤一色に染まる。
それは現代の戦争を想起させる。
ギリシャ喜劇のおおらかさからかけ離れてしまった現代を象徴させたのだろう。


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永山は、プラトン「饗宴」から引いたアリストパネスの言を語らせる。
人間の本性に基づいた男と女の愛だ。
その証が赤ん坊。
家族愛に平和への願いを託したのだろう。
公演が残るので詳細は避けるが、幕切れは美しく、切ない。

現代の戦争はまるでゲームのようで人臭さがない。
家族愛を対置させるのならば、もうひと工夫必要に思えた。
とはいえ、果敢な挑戦に拍手を送りたい。

(佐々木達也)
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by jiku-no-tabi | 2009-02-19 15:21 | #1 女の平和 広報

楽日@門川 ③

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感動のアフタートーク、続いてはお客様から質問が。
「長ぜりふはどうやって覚えるんですか??」

最後の場面の長ぜりふを克服した川内さんがおこたえ。
「とにかく何十回も読みました。読んで、声に出して読んで、歩きながら読んで・・・。あとは永山さんと猛特訓して。とにかく読むしかないです!」

司会の前田晶子さんからも質問が飛び出しました。
「永山さん、スパルタの使者とアテナイの使節は男性の役なのに、後藤さんと福薗さんを配役したねらいは?」
永山さんは「そのあたりも、答えとか狙いとかはみなさんそれぞれに感じてもらえたらいいと思っていますが・・・」と言葉をにごすと、後藤さんが「はい!」と手を挙げました。
「稽古の時に永山さんと話したんですけど、例えば、2400年前の戦争だらけのギリシアで、平和を願った女たちが“こうなればいいのに”と願望を込めて自分たちで演じたのかもしれないし・・・って。」
なるほど~。
「男性がああなった場合、どんな姿勢になるのか分からなくて結構研究したんですよね。メイクの先生が教えてくれたりして・・・」会場からどっと笑い声があがりました。


こうして盛り上がったアフタートークの後。
涙、涙の楽屋かしらと思いながら入ってみると


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なんと女優の皆さんは差し入れの焼き芋に手を伸ばしていました!
食べ物の力、おそるべし。
みんな喜色満面、くらくらするほどの笑顔です。


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「これ、すごくおいしいのよ~。すごく」
とこちらを見た宗さんの目ヂカラの強さに、吸い込まれそう!
「そうなの、まだメイク落としてないから、不必要に目ヂカラがあるの(笑)」
カメラを構えたらすぐにポージング!
妖艶だったり、ひょうきんだったり・・・もう宗さんのトリコです。目が離せません。








こんなみなさんともうお別れだなんて、さみしいです。

キャスト陣「またやろうよ! 再演もいいよね!!」
さわやかな笑顔でいっぱいの楽屋でした。
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by jiku-no-tabi | 2009-02-17 10:22 | #1 女の平和 舞台裏

楽日@門川 ②

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門川公演にもたくさんのお客様が駆けつけてくださいました!
会場は和気あいあい、にぎやかな雰囲気。


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そして公演終了後、アフタートーク。

司会は前田晶子さんです。
「女の平和」5公演のうち、4公演を観劇されたという、筋金入りの演劇ファン。
いえ、「女の平和」ファン。

明るくなごやかに、そして時にはするどい突っ込みを入れながら進行してくださいました。


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前田さん「公演がすべて終わりましたね。おひとりずつ感想をお願いします」

川内さんは「宮崎は初めて来て、1か月過ごして、本当にいいところでした。今日は延岡西日本マラソンに勝つぞ!と思って気合いを入れてのぞみました(笑)いつもは長崎で芝居をしています。地方で頑張っている役者が集まって作品づくりができて、うれしかったです」。

続いて宗さん
「すごく楽しかったです。宮崎での合宿稽古も、本番も、なにもかも。役者として本当に幸せな時間でした。・・・あ~、泣きそう!」
ムードメーカーの宗さんが、大きな瞳をうるうるさせています。

すると隣の濱砂くんが「芝居をはじめて7年、まわりにあまり同年代の役者がいなかったので、今回はすごく刺激になりました。・・・門川のみなさんもすごくあたたかくて・・・ホントに・・・あー、もうダメだ!・・・ありがとうございました!!」
涙をこらえながらのコメントに会場からあたたかい拍手が送られました。

続く松本さんはマイクを渡されたとたん、「もーぅ、泣きそうになるじゃないですか!・・・この1か月、このメンバーで作品づくりができて、舞台さんやメイクの先生をはじめあたたかいスタッフに支えられて・・・お客様もみなさんあたたかくて・・・感動しています。あ~ん、泣いちゃったよー」。

その思いが伝わってきて、感動したスタッフOも涙でシャッターがうまく切れませんでした。


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上元さんは「私と濱砂くん、永山さんは宮崎に残って、ほかのみんなはそれぞれホームグラウンドに帰ります。見送る立場はさみしいですね。こうして地元で芝居をしている役者がいるということをたくさんのお客様に知ってもらえて、幸せでした。ありがとうございました!」。


続いて後藤さんが立ち上がって「佐伯市出身の後藤香です!」と言うと場内から歓声が。そうです、後藤さんのご家族・親戚のみなさんがいらっしゃっていたのです!!

「今朝キャストのみんなと、もうこれで最後だね、あと数時間したらこの夢のような時間は消えちゃうんだねと話したんです。演劇は“風の芸術”だという恩師の言葉を思い出しました。本当に夢のような、幸せな時間でした」


福薗さんはちょっと恥ずかしそうに立ち上がり、「鹿児島の劇団LOKEでお芝居をしています。県外の役者さんと一緒に作品づくりをしたのは初めてで本当に素晴らしい経験になりました!ありがとうございました」とにっこり。

木内さんは「いい作品に出合えて、いい仲間に出会えて幸せな1ヶ月でした。ここ門川はもちろん、宮崎は本当に人があたたかくて、ああ芝居をやっていてよかったなとあらためて実感しました。大きな財産になりました」と感慨深げ。

最後に内山さん。「30数年生きてきて、神様がごほうびをくれたんだなって思います。楽しい1ヶ月でした。この仲間とも、宮崎からも離れるのはさみしいです。・・・声がもう出なくて枯れてしまっていて聞きづらくてすみません・・・ありがとうございます」と声を詰まらせ、胸がいっぱいの様子でした。


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そしてわれらが永山キャプテンも感動していました。
あれ?泣いてます?
「いやいや、僕はクールですから。」と言いつつ、言葉がすぐには出てこないようです。
「僕らはこうして、これからも地方で演劇をやっていきます。みなさん、応援よろしくお願いします!」

そしてアフタートークはまだまだ続きます!
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by jiku-no-tabi | 2009-02-17 09:56 | #1 女の平和 舞台裏

楽日@門川 ①

2月15日。
あっと言う間に「女の平和」最終公演になりました。
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会場の門川町総合文化会館前は、ちょうど延岡西日本マラソンの給水ポイント。
沿道の応援に混じって、スタッフは「女の平和」を宣伝してみました。

「何があるんですか~?」と声をかけてくれる方もいらっしゃいました。

選手の応援用に配られた手旗に「女の平和」のチラシを張っていたら、後ろに停められたマイクロバスから出て来られたご婦人方が「それ、その手旗を貸してごらん!こうして振らなきゃ!ほら、こっちに並んで一緒に宣伝するよ!」。
なんと、後藤香さんのお母様とご親戚の方でした!
後藤さんは大分県佐伯市出身。
佐伯から一族のみなさんがかけつけてくださっていたのです。
ありがとうございます!!


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控室では、舞台監督の土屋さんが真剣な顔で・・・カップめんを見つめていました。
昼食中でしたね、おじゃまします。
あ、3分経ちましたよ。
笑顔で腹ごしらえの土屋さん。本番にそなえます!


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その隣には音響の関本さんがいちごを試食中。
「ザ・テレビジョン」風に、はい、ポーズ。
いつもはじける笑顔がすてきです(笑)。

関本さん、今日の意気込みは?
「そうだね~、北風が強いけどね、最善を尽くしていいタイムを出したいと・・・」
???それって・・・。
ちょうど延岡西日本マラソンがスタートを切ったところをテレビで見ていた関本さんでした。
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by jiku-no-tabi | 2009-02-15 16:00 | #1 女の平和 舞台裏

舞台美術


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「女の平和」のシンプルでいて、なんだか神秘的という印象的な舞台美術を手掛けるのは、熊本・劇団第七インターチェンジのイサワマコトさんです(写真右)。

おとなりは応援で来てくださっている亀井さんです。

にっこり、手に持っているものは!?
女優陣からのプレゼントでした!
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by jiku-no-tabi | 2009-02-14 14:27 | #1 女の平和 舞台裏