公益財団法人宮崎県立芸術劇場の自主制作公演シリーズです


by jiku-no-tabi
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宮崎日日新聞に掲載されました

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宮崎日日新聞の2月11日付朝刊・文化面に「女の平和」の記事が掲載されました。

宮崎公演最終日にあったアフタートークでのコメントなども掲載されています。

アテナイの女たちの写真も載っていますね。
おお!りりしくて勇ましい表情です!



そして、そして!
同じ面のリレー連載「まがたま通信」には、われらが永山キャプテン(?)が『演劇がある』というタイトルでコラムを寄稿しています。


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(宮崎日日新聞から転載)
「演劇がある」

 今、劇場(県立芸術劇場)で、九州各地の一線級の女優、俳優たちとともに演劇作品づくりに取り組んでいる。

 作品は2400年前に書かれたギリシャ喜劇「女の平和」。
 日本で言えば、縄文だとか弥生だとかの時代に書かれ、上演された作品である。
 登場人物の愛すべき姿に、2400年経っても変わらない人間の本質のようなものを発見し驚いているのだが、と同時に、この2400年の間に、「演劇」が決して絶滅することなく、私たちの生活の隣にあり続けたこと、そしてそれを支えたはずの、無数の名もなき演劇人が世界各地にいたという事実に、あらためて心動かされている。


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 15歳の春、偶然のように演劇部に入った。
 18歳の春、たまたま入った大学には、演劇教育の研究室があった。
 22歳の春、劇団をつくってみた…。けれどもこれは、私ひとりの個人史の結果ではなく、世界で、そして同じように宮崎で、「演劇」に人生をかけた先人たちがいてくれたからなのだ。
 偶然は、決して偶然なんかではなく、先人たちが種をまいた畑の上で起きた出来事なのだ。
 「演劇」についてだけ語っているのではない。
 「演劇」を「社会」と読み替えてもよい。
 つい忘れてしまうが、私というひとりの人間も、先人たちが築き上げた歴史の流れの中の一点にすぎないのだ。

 私は、今、ここ宮崎にいる。
 そうして果たして、次の世代のために、種をまき、畑を耕していけるだろうか。
 その答えが出るのは、恐らくこれから50年後、100年後、あるいはもっと先の話なのだろう。
 私はただ今日を生き、先人たちがそうしたように、「演劇」に人生をかける以外にないのだ、と思う。
 宮崎には「演劇」がある。
 それは決して華やかなものではないが、それでも私は今、ただそのことに「ありがとう」と、ふとつぶやいてみる。
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by jiku-no-tabi | 2009-02-11 09:50 | #1 女の平和 広報